(前回の続きです)
黄檗の見学を終えて宇治に移動します。JRで一駅。ちょうどお昼過ぎだったでしょうか。空がだんだん明るくなってきて、うす雲の向こうに淡く青空も見えてきました。
駅のコインロッカーに荷物を預け、商店街を歩きます。
途中スーパーやお惣菜屋さんを覗いたりして京都らしいものを探しつつ、宇治橋へ。
今年の大河ドラマの主人公 紫式部も。
橋の袂にある宇治で最も古いお茶屋さん「通園」で一休みすることに。茶団子と抹茶。抹茶は本当にエナジードリンク!黄檗で歩き疲れた体がシャキッと元気になります。
宇治では、足利義満が定めたという「宇治七名園」と源泉である「宇治七名水」を中心に巡ります。とは言っても現存するのは二つの茶園と一つの水源。はじめに向かったのは、宇治上神社の境内に残る七名水のひとつ「桐原水」です。
宇治上神社の坂道を下り、低音で唸りながら激しく流れる宇治川(けっこう怖い)に沿って歩きたどり着いたのは興聖寺。宇治七名園のひとつ「朝日園」があったところです。
お寺の敷地内に残っていた茶の木(写真中)を苗に育てて畑に戻し、茶園を復活させる取り組みが現在行われているとのこと(写真下)。
ここ興聖寺は毎年秋に行われる「宇治茶まつり」の拠点であり、お茶壺道中などの儀礼も行われるような、宇治茶の歴史を知るのに欠かせない場所。本で見知った知識が現実と繋がって、とてつもなく興奮しました!
その後は朝日焼ギャラリーや福寿園の施設に寄り道しながら駅の方に戻り住宅街へ。七名園のひとつ「奥の山茶園」を擁する茶商「堀井七茗園」さんに伺いました。
(次回に続く)
またまた余談ですが、宇治の商店街では黄檗の「たま木亭」のお父様がやっていらっしゃるという「もぐもぐベーカリー」を見つけて、パンをひとつ。場所がら抹茶を使ったパンが多いのだけどベーシックなものもたくさんあってどれも美味しそう。ビフカツパンとか、京都らしくて心惹かれました😊
お昼は「しゅばく」でお蕎麦を。大変な人気店でランチ時には行列ができる程だそうですが、今日は思いがけずすんなり入れて運が良い!蕎麦の、特に出来立て一口めのピチピチとした新鮮さ、ふんわりお揚げさんのじゅわっと感に感動です🥹
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