2024.06.26 23:00神奈川県 煎茶 と 鈴懸 水無月今日の一煎は、神奈川県 柏木茶園の「特上煎茶」。キリリとしたすっきり感が蒸し暑くなってきたこの時期にぴったり。爽やかな渋みと甘みが「そう、これこれ!」といった感じでほっと安心できる一煎です。お菓子は、鈴懸の「水無月」。6月30日の「夏越しの祓」では神社に設えられた茅の輪をくぐり、半年間の穢れを祓うと同時にこの後半年間の無病息災を祈ります。また京都ではこの時に合わせ氷に見立てた和菓子「水無月」をいただくのだそうです(諸説あり)ちなみに鈴懸がある博多では、2000年頃から「博多水無月」なるお菓子がつくられているのだそう。こちらも気になります☺️
2024.06.24 23:007月 対面レッスン受け付け開始です25日になりましたので、7月のレッスンスケジュールをお知らせいたします!現在開催可能な対面レッスンスケジュールは‥7月24日(水) です!まずはお気軽にご相談ください😌対面レッスンのお申込みお問い合わせはこちらから💁♀️↓
2024.06.23 23:00鹿児島県 茂2号 と 塩瀬総本家 清流今日の一煎は、鹿児島県の「茂2号」。玉露のような少し湿った香り。深蒸しなので、しっかりとしたボディ感もあり。名前のインパクトもあって(生産者さんのお名前だそう!)個性的な印象です。お菓子は、塩瀬総本家「清流」。透明感のある美しい錦玉羮!見ているだけで涼しい気持ちになります。和菓子のいいところですね☺️なかは白餡を餅生地で包んだもの。手間がかかっていて、錦玉羮・餅・餡と素材が増えることで食感もより複雑に。餅生地の質感がきめ細やかできれいです。
2024.06.19 23:00熊本県 あさのか と とらや 渚餅今日の一煎は、熊本県「あさのか」。ほわりと香ばしく癒される湯気の香り。その後を若葉の香りが追いかけてきます。お菓子は、とらやの「渚餅」。中央のこなし生地は、むちっとしながらも歯切れ良く小豆の風味が豊かな村雨(湿粉)生地はしっかりと押されているのに口に入れるとほろほろと解ける。お茶の香りと小豆の風味がゆるゆると溶けあい素晴らしく贅沢な気持ちになります。涼しげな海風が吹き抜ける、明るい渚の情景が目に浮かぶような意匠も素敵です☺️
2024.06.16 23:00港区 日枝神社 山王嘉祥まつりの前に〜お茶の旅今回はお茶の旅。東京都のみならず日本の中心・中枢である永田町に鎮座する日枝神社に行ってきました。なぜかというと、毎年6月16日は「嘉祥の祝い」だから☺️「嘉祥の祝い」とは?その始まりは平安時代。天変地異や疫病で荒れた都に改元の話が持ち上がり、果たして元号は「嘉定(かじょう、かしょう)」に改められます。そのおかげか平和を取り戻した世の中を帝が大変喜んで、それ以降「16(祈祷中に現れた数字という説も)」にまつわる菓子や食べ物を振る舞い、無病息災を祈るようになりました。その後、戦乱の世に入り長らく忘れられていたこの行事を江戸時代に入り復活させたのが徳川家。江戸城の大広間にずらりと菓子を並べ、家臣を城に召して将軍自ら菓子を賜ったそうです。平和で豊かな江戸時代を...
2024.06.12 23:00京都府 ごこう と とらや 紫陽花今日の一煎は、京都府の「ごこう」。玉露です。玉露のいわゆる「海苔の香り」とは少し違った第一印象。林のなかを思わせるような、少し陰を感じるしっとりした風味があるけれど重たくなく、お味もサラリとしているように感じられます。お菓子は、とらやの「紫陽花」。もう、生菓子に紫陽花が登場する季節になったのですね!早いものです。キラキラとした寒天に夏の気配を感じます。
2024.06.09 23:00鹿児島県 おくみどり と 国立市 レ・アントルメ オレンジフィナンシェ今日の一煎は、鹿児島県の「おくみどり」。明るい水色が美しい!冷茶にしても爽やかで美味しそうだなぁなんて思いました。2層にセパレートしたソーダ割りをつくってもきれいにできそうですね。お菓子は、国立市 レ・アントルメのオレンジフィナンシェ。輪切りのオレンジコンフィも端正です。お茶と一緒ににいただくと、バターやオレンジの風味がふわりと花のように華やかにふくらんで、とても相性が良く感じられます☺️
2024.06.05 23:00柏木茶園 新茶 と 鶴屋八幡 芍薬今日の一煎は、神奈川県秦野市 柏木茶園の新茶です。甘くて青い新茶の香り!新茶は比較的水分が多いため変質しやすく、また、青葉アルコールをはじめとする芳香成分は揮発しやすいので手に入れたら早めに飲み切るようにとよく言われます。せっかくの新茶だし、もったいないなあ、大事にとっておきたいなとも思うのですが😆今だけの特別な味覚を楽しむべく、どんどん美味しく淹れてたっぷり楽しみたいです🍃お菓子は、大阪府 鶴屋八幡の「芍薬」。初夏を彩る艶やかな芍薬の花をかたどった生菓子。なかは黒あんです。季節の巡りを感じるお菓子と新茶のひととき。なんとも日本らしい、贅沢な時間です☺️
2024.06.02 23:00神奈川県 柏木茶園 新茶 と 静岡県 石舟庵 富士の大地今日の一煎は、神奈川県秦野市「柏木茶園」さんの新茶。去る5月初旬、日本茶インストラクター協会神奈川県支部の研修で柏木茶園さんに伺い、そこで摘採した「かなえまる」を「やぶきた」とブレンド・製茶していただいたものです。2022年に品種登録されたばかりの「かなえまる」は寒さや病害虫に強いなど多くの強みを持つひんしゅで、クセのないマイルドな味わいも魅力的。淹れてみると新茶ならではの若々しい香りが立ち上ります。写真の水色はかなり薄く見えますが、お味はしっかり出ています。水出しにしてもスッキリおいしくて最近のお気に入り。お風呂上がりの一杯が最高です😆お菓子は、静岡県 石舟庵「富士の大地」。ふわふわの生地に粒あんを挟んだ「蒸しどら焼き」、ボリュームはあるけれど口当...