製茶における一番最初の工程「殺青(さっせい)」はお茶の酸化を止め、美しい緑色の水色と緑茶独特の風味を保つのにとても重要な作業です。日本では茹でるか蒸すかが殺青の方法としては一般的ですが、九州地方では、釜で炒ることで殺青を行う「釜炒り茶」というお茶が古くから親しまれています。
「釜炒り」という手法は文字通り生葉を鉄の釜で炒りつけながら製茶するもので、平らな鉄板を使うもの、中華鍋のように深さのある釜を使うものがあります。その派生形なのか、鹿児島では「はんず茶」という土の甕で炒るお茶も見られ、いずれも中国の影響を直接に受けたものといえます。
今日のお茶はその「釜炒り茶」です。宮崎県五ヶ瀬の釜炒りで、しかも中国茶のように半発酵させたもの。
釜炒り茶は「釜香(かまか)」と呼ばれる香ばしい香りが特徴ですが、酸化発酵をさせることで花のような香りが加わりとても個性的な味わいです😊
お菓子は聖護院八ッ橋の「霜の橋」。
小ぶりの八ッ橋に生姜風味のお砂糖がかかって「霜の橋」とはなんとも風流ですね✨
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レッスンスケジュール
12月はプライベートレッスンのみの開催とさせていただきます
小田急多摩線・京王相模原線沿線の方対象・女性限定です。
会場はご自宅やレンタルスペースなどご自由にお選び頂けます。
2名様から4名様程度、日程・ご予算(一名様1,500円程度から応相談)テーマなど柔軟に対応いたします。プライベートレッスンは8月以外いつでも受け付けておりますのでお気軽にご相談ください🍀
1月レッスンの日程は、12月初旬にこちらのページでお知らせいたします。
テーマは「大福茶をたのしむ」
新しい年の無病息災を願う「大福茶」をいただきながら、お正月らしい華やかなお茶会をたのしんでいただけたらと思っています😊
季節柄、風邪やインフルエンザを予防するお茶の飲み方などについてもお話ししたいと思います。
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