お茶の旅〜冬の京都①

【オンデマンドレッスン終了のご挨拶】

お知らせしておりました通り、本日2月29日をもちまして動画を使った【オンデマンドレッスン】を終了とさせていただきます。今までのお申込み誠にありがとうございました!

今後は対面レッスンでお会いできますことを楽しみにしております。どうぞお気軽にお問い合せください

(前回の続きです)
2日目は京都市内でお菓子巡りを。

出町柳からバスで北大路新地まで行き住宅街に入って5分ほど歩くと、今回の旅の目的の一つである和菓子店「嘯月」があります。前日までの予約制です。嘯月の冬のシグネチャーであるきんとん製の「雪餅」を入れてもらって、合わせて3種類の生菓子をお願いしていました。

お菓子を受け取って、隣のブロックにある公園のベンチに座りさっそくいただくことに。
写真上、時計回りに、雪餅(きんとん製)、梅が香(こなし製)、松葉(薯蕷饅頭)。

しっとりと繊細なきんとん!口の中で溶けてなくなる‥お菓子という実体を食べているというよりは、なんだろう、和菓子の「イデア」を食べているような感じ?すごい体験をしてしまったような気持ち。です。また、こなしの餅生地のようなしっとりもっちり感!これは、出来立てでなければ体験できない食感だろうと思います。

和菓子は生き物、と実感した「嘯月」のお菓子体験でした。

あたたかいお茶を持ってきて正解でした。もう少し暖かかったら野点しても良かったかも。結局、雪餅と梅が香をその場でいただいて、薯蕷饅頭の松葉はお持ち帰り。持参した個装パックが活躍しました。

この後は徒歩で次の目的地、今宮神社へ。お天気も回復してどんどん歩けてしまいます。

ここでのお目当ては門前菓子である「あぶり餅」。参道に向かい合って二軒のお店があります。
どちらも盛況ですがたまたま客足が途切れたタイミングで入れた「かざりや」へ。なんならハシゴするつもりでいたのですが、生菓子二個の後だったのでさすがに断念。

あつあつの香ばしいお餅に、コクのある甘ーい白味噌だれ!お番茶が本当によく合います。一口サイズなのも食べやすい。
(写真 「かざりや」のあぶり餅。一人旅なのに何故か二人分のお茶が運ばれてきて、ヒッ‥となったのもいい思い出 笑)

今宮神社を出て、大徳寺を散策。静謐でありながら穏やかな雰囲気が心地良くて、非常に落ち着きます。ここは茶の湯・千利休ゆかりの寺院ではありますが今回は通り過ぎるだけに。近くにあるはずのバス停を探します。

バスで次に向かったのは下鴨神社。下鴨神社の門前菓子といえば「賀茂みたらし団子」が有名ですがこちらは長蛇の列!今回は見送りに。下鴨神社を参拝し、境内のお休み処で「申餅」をいただきます。

羽二重のように柔らかい一口サイズのお餅が二つ。中には、ほっくりと茹でられた立派な小豆が数粒包まれています。
下鴨神社でちょうど正午を過ぎました。さあ、次は叡電に乗ってのんびり電車旅です。

(次回へ続く あと二回あります!良かったらお付き合いください)

余談ですが、この旅の裏テーマは「パン」でした。京都はパンどころ!鳩の急襲をかわしながら朝の鴨川沿いで食べた「リベルテ」のパンは美味しかった🥰次回はもうちょっと回れたらいいな。糖質まみれだわ笑

下鴨神社では、神様にお供えする食べ物「神饌」を調理する場所「大炊殿(おおいどの)」公開中!との看板を見つけました。ぜひ見たい!と入口を探し回ったのですが見つからず‥透塀の向こうになんとなく見えるのですが、あとで調べてみたら予約した団体客のみ対応だったようで残念。また機会がありますように。

日本茶教室 松濤

いつものお茶を、ちょっとだけ特別に。 神奈川県で日本茶教室をしています。ぜひお気軽にご参加ください。

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