もう一ヶ月近くも前になってしまいましたが、先日2月24日、浅草公会堂展示ホールにて開催されていた全国金花糖博覧会「春を呼ぶお砂糖人形展」に行ってきました。
「金花糖」とは水で溶かした砂糖を煮詰めて木型に入れて固めて乾燥させた後に食紅で彩色した伝統菓子です。
金沢のものが有名で引き出物やお祝いの菓子として用いられていますが、佐賀県・長崎県を中心にした九州にも絢爛豪華な婚礼菓子として残っているそうです。また新潟県燕市では菅原道真を信仰する「天神講の菓子」として町おこしのPRに一役買っているように、人生の節目を祝い、あるいは信仰心の現れとして作られてきた歴史があります。
一方で昭和に入ると、くじ引きやゲームの景品などとして子供の駄菓子としても親しまれたそうで、浅草柴崎町(現在の西浅草3丁目)には何軒もの金花糖を作る菓子店があったそうですが現在では伝法院通りにある駄菓子屋さん・萬年堂一軒だけになってしまったということです。
これは金沢でお祝いの席につかわれるという「にらみ鯛」。
素朴な形と食紅の柔らかな色合いが素敵です。
こうした鯛や果実といった古典的なモチーフの他に「おすもうさん」「くるま」「キューピーちゃん」など子供たちが喜びそうなものもあります。何故か「普段着の大石内蔵助」というのもあり結構ツボに入りました。普段着‥彩色する人の個性が出そうですね🙂?
また、アイシングのテクニックと組み合わせた精巧でロマンチックな作品は 東 ちなつ さんのもの。夢見るような可愛らしさです。写真、上手に撮れなかったので残念ながら載せられませんが、東さんのインスタもとても綺麗です。こうやって確かな技術に裏打ちされた新しい表現に触れると本当に楽しい気持ちになります。
菓子文化研究家の溝口政子さんと虎屋文庫の中山圭子さんのギャラリートークも拝見できました。中山さんの著書を数冊持っている私は、ご本人とお話しでできて大変光栄でした!
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
4月レッスン 「お道具いろいろ〜春を感じる花のお茶会」
4月 13日(土)午前11:00~12:30
☆☆今回は土曜日の開催となります☆☆
日本茶はその美味しさを引き出すためにお湯の温度や量を調節することが大切なポイントになります。
今回は、それぞれのお茶にあったお道具を紹介するとともに、特別なお道具がなくてもお茶を美味しく淹れるアイデアについてもお話ししたいと思います。
レッスンの最後は「静7132」など花のような香りが特徴の日本茶とお菓子をお楽しみください。
場所: 小田急多摩線「はるひ野」駅から徒歩5分のマンション多目的ルーム。
お申込みの方には詳しい道順をご連絡します。近隣にコインパーキングもありますのでご利用ください
持ち物: 筆記用具
受講費: 1,500円。初回の方は500円でご予約お受けいたします。
お申し込みは、shoutoujapanesetea@gmail.com までお願いいたします。
締め切りは4月10日(水)です。
*お名前
*メールアドレス
*当日も連絡が取れる携帯電話番号
*お子様ご同伴など特記事項があればお書きください
*お申し込みのメール後、こちらからの返信をもちましてお席の確保とさせていただきます。お申し込みから3日以内にこちらからの返信がない場は、お手数ですがもう一度ホームページかgmailアドレスにお問い合わせください。
*4月日(日)以降のキャンセルにつきましては恐れ入りますが材料費の実費をお支払いただきます。
よりお気軽に参加していただけるよう、料金体系を少しずつ見直してまいりたいと思います。
今月から、初めての方に限り500円にて体験レッスンとしてご参加いただけます。
お申込みお待ちしています🙂
0コメント