2020.04

新型コロナウイルスの影響による緊急事態宣言に伴って外出自粛が続いています。「日本茶教室 松濤」におきましても、当面の間、対面でのレッスンを【休止】することといたしました。こちらのブログは引き続き更新してまいりますので、時々遊びに来ていただけたら嬉しいです😊また、現在、お家でお好きな時間にお茶時間をたのしんでいただけるよう【オンラインレッスン】の準備を進めています。資料と茶葉サンプルをセットにしたものを月一回お届けするかたちで、5月にはご案内できればと思っています。また、笑顔で皆さまにお会いできる日を楽しみにしております。どうかお元気でいらしてくださいね！
今日は二十四節気の「穀雨」。夏の始まりである「立夏」を前にした、春の名残りの季節です。八十八夜も目の前ですね、お茶でほっと一息つけますように。今日の一煎は、鹿児島県・堀口製茶の「露地 さえみどり（シン）」。昨年の日本茶アワードではこのお茶を含む3種類ものお茶が入賞（プラチナ賞2、ファインプロダクト賞1）したすごいお茶屋さん。渋みやえぐみのない、まったりとまろやかなお味。美しい水色が特徴の「さえみどり」の深蒸しだけあって二煎目、三煎目と濃厚な緑の水色が続きます。お菓子はみんな大好き？！「芋けんぴ」😋なんだろう、このずっと食べ続けていられる感は‥笑。甘みの強いこってりしたお菓子なので渋めのお茶が合いそうな雰囲気ですが「さえみどり」もなかなか収まりが良い！
今日の一煎は、いつも通りに淹れた温かいほうじ茶を茶筅か電動のミルクフォーマーで泡立てた「ふわふわほうじ茶」。お好みでお砂糖を加えるとより美味しいですが、ミルクは使いません。焙煎しっかりめのほうじ茶を使うとトルコのチャイのような雰囲気も。お菓子ですが、カントリーマアムの限定で「ほうじ茶ラテ」というのを見つけたので早速チャレンジです。カントリーマアムは限定品が多すぎて買うのが追いつかないわー😚茶筅をシャカシャカと振り点てていただくお茶といえば「抹茶」を連想することが多いかと思いますが、実は全国各地に「番茶」を茶筅で泡立てていただく「振り茶」と呼ばれるお茶が点在しています。現在でも残っているのは富山のバタバタ茶、島根のぼてぼて茶、沖縄のぶくぶく茶、など。名...
「吉原殿中」は茨城 水戸の銘菓で、爆ぜたもち米を水飴でまとめてきな粉をまぶした素朴なお菓子。ここまで聞いて「ん？」と思われた方もいるかもしれません。そう、埼玉県の「五家宝」とよく似ているのですね。大きさは「吉原殿中」の方が少し大きめかな、と感じるくらい。また会津若松では冬の縁起物として、うぐいす色のきな粉と餅米を混ぜ込んで一口大に切り分けた「きらず」という飴があるそうです。恥ずかしながら私は「吉原殿中」を知りませんでした。色々調べてみると、高速道路のPAでも実演販売しているほど地元の逸品として親しまれているのだそうです。出来立ては柔らかくて格別の美味しさだとか。いいですね〜😋素朴でほっとできる味わいのお菓子には、茶茶の間の「ひよみ」を合わせます。
4月18日(土)に予定していました「お茶をたのしむ基本のおはなし〜さくら咲くお茶会」は、新型コロナウイルスの感染拡大の状況に鑑み、中止とさせていただくことといたしました。お問い合わせをいただいていた方には、個別にご連絡を差し上げます。私の会は、とても小規模なものではありますが、会の性質上お話ししながら飲食物を扱ったりいたします。また、電車など公共交通機関を利用していらしてくださる方がほとんどです。現在、首都圏で感染が収束に向かっているとは考えにくく、まずは健康を守ることを第一に考えてお知らせした次第です。なにとぞよろしくお願い申し上げます。