2022.06.30 02:00宮崎県 はると34 と 浦田甘陽堂 さい川今日の一煎は、宮崎県の「はると34」。一煎淹れてみて、明るく透き通った美しい水色に目を奪われました!このように透き通った「浅蒸し」は、九州では比較的珍しいように思います。お菓子は、石川県 浦田甘陽堂(うら田)の「さい川」。ころんと赤い紙に包まれた可愛らしい「加賀八幡 起上もなか」やほろりとした口溶けのクッキーにスパイスが香る「愛香菓」が有名で私もいただいたことがありますが、この「さい川」は初めてでした。淡麗なルックスでありながら親しみやすい雰囲気に仕上がっているのは、間に挟まれたミルククリームの風味が優しい甘さを添えているからかもしれません。今日6月30日は「夏越の祓(なごしのはらえ)」。神社の境内に設られた大きな茅の輪をくぐることで穢れを祓い、無病息...
2022.06.27 02:00三重県 水沢かぶせ 新茶 と 三條若狭屋 祇園ちご餅今日の一煎は、三重県の水沢かぶせ。ぬるめのお湯で玉露風にとろりと淹れるのも良いですが今日は熱めのお湯でスッキリと、そろそろお終いとなる新茶の若々しさを活かしていただきます。お菓子は、京都府の三條若狭屋「祇園ちご餅」。7月1日から1ヶ月間かけてとりおこなわれる祇園祭。今年は3年ぶりの通常開催だそうです。この、祇園祭のお稚児さんに因んで作られたのが「祇園ちご餅」。キラキラとした氷餅を塗した柔らかいお餅のなかには京都らしい白味噌の餡。串にさした小ぶりのお餅を「祇園ちご餅」と書かれた紙で一本ずつ巻いてあるなんとも風情ある可愛らしいルックス!ちなみにこの三條若狭屋の「祇園ちご餅」は祇園祭の間だけでなく、一年中いただけるそう。とはいえやはり、この時期にいただくのは...
2022.06.23 02:00静岡県 摩利支 と とらや 木蔭の水今日の一煎は、静岡県 森内茶農園の「摩利支」。そふと研究室「推し茶応援プラン」で届いた、希少なお茶です。「このお茶との出会いは本当に衝撃だった」「お茶と向き合っていくと決意するきっかけになった」というお茶のプロの方々の言葉に、たびたび出会うことがあります。そんな話を伺いながら、私はこれまで「摩利支」をいただいたことがありませんでした。なぜなら「摩利支」は長らく「幻のお茶」と言われていたから。20年以上前、静岡の生産者さんのもとで誕生した「摩利支」は、生産者さんが亡くなられてしまったことで以後、作り手が途絶えてしまっていたそうです。しかし、ここ10年ほど復活の動きが出てきているとのことで、再び私たちの前に姿を見せてくれるようになったとのこと。品種茶づくり...
2022.06.20 02:00静岡県 静7132 新茶 と 翠江堂 あじさい週末、中国茶の会【茶衆・聚】さまの「夏至の香」茶会にお招きいただき茶席の一つを務めさせていただきました。茶主人の皆さまの素敵なしつらえや美しい所作に感激しお茶会に関わる全ての方々の真摯な姿勢や、優しいお心遣いに助けていただき素晴らしい1日を過ごすことができました。自分の勉強不足を痛感しながら、今後も精進してまいります。しばらくぶりのイベント参加で緊張しっぱなしでしたが、やはり、対面のお茶会は楽しい!!私もそろそろ、本格的に対面の会を再開したいなあ‥と考えながら帰途につきました。
2022.06.16 02:00大山製茶園 新茶 と 松崎煎餅 瓦煎餅今日の一煎は、長崎県 大山製茶園の新茶。「さえみどり」の芯の部分だけを使った、贅沢なお茶です。これほどまでにこっくりと強い甘みと、美しい水色は彼杵(そのぎ)茶ならではと言えるのではないでしょうか😊お菓子は、東銀座 松崎煎餅の瓦煎餅 三味胴。砂糖蜜で描かれた浮世絵のような美しい絵柄のほか、季節ごとの様々なデザインが楽しめます。今日の関東は梅雨の合間の晴れ間で暑い🥵!のですが(6月16日追記:午後になっても曇り空、気温も上がらず。でした)かわいいカエルの絵柄でしっとりと🐸
2022.06.13 02:00三重県 水沢かぶせ 新茶 と 新川 翠江堂 びく今日の一煎は、三重県の水沢(すいざわ)のかぶせ茶。マルシゲ清水製茶さまからいただいた新茶です。ありがとうございます。四日市市にある水沢は、三重県内随一の茶どころ。三重県が主産地であるかぶせ茶は、玉露同様に日光を当てずに育てる「被覆栽培」により強い甘みがあるお茶。被覆期間が玉露よりも短いので、玉露よりも軽やかな味わいになります。とはいえやはり新茶!みずみずしさ、若々しさが感じられる一煎でありました。お菓子は、東京 新川「翠江堂」の生菓子「びく」。「びく」は釣った魚を入れておく籠。この時期「鮎」や「清流」をモチーフにしたお菓子はよく見かけますが、「びく」とは珍しい!と思って購入しました。この美しい編み込みの模様は、どうやって付けているのでしょう🤔写真では...
2022.06.09 02:00サングリア風グリーンティー今日は、期間限定レッスン「夏をたのしむお茶時間 冷茶を極める、夏!」からのご案内です😌暑い夏がやってくるとやはり飲みたくなる「冷たいお茶」。ひんやりとした喉ごしと、さわやかな風味がたまらないですよね。実は冷茶ひとつとっても、その淹れ方により味わいや溶け出す成分が変わります。今回の期間限定レッスン「冷茶を極める、夏!」はそうした違いをたのしんでいただけるような構成にしました。「冷茶・基本の淹れ方3種類」のほか、簡単・美味しいアレンジティーもご紹介しています。下の写真はレッスンでご紹介しているアレンジのひとつ、冷たい煎茶を使ったサングリア風のドリンク。フルーツのフレーバーが加わることで、お茶の渋みが苦手な方も、あるいは、普段甘いジュースは飲まない、という...
2022.06.06 02:00三重県 かぶせ茶 と 榮久堂 のぼりあゆ今日の一煎は、三重県のかぶせ茶。マルシゲ清水製茶の「とびっきりかぶせ」を冷茶にしました。明るい水色がきれいです。暑い季節がやってくると、やはり冷茶が恋しくなりますね😋お菓子は、蔵前 榮久堂の「のぼりあゆ」。「あゆ」は求肥をカステラ生地で包んだ、岐阜県や京都府を中心に作られる涼しげな夏のお菓子です。特に岐阜市では土地の銘菓として多くの菓子店などで販売されていて、観光の見どころ(食べどころ?)の一つにもなっているよう。お店ごとに食べ比べたりするのも楽しそうですね。さて、榮久堂の「のぼりあゆ」には、黒のすりごまが練り込まれた求肥が中にたっぷりと包まれています。ぽってりと柔らかい、ほやほやの求肥!スッと淡麗な焼き印もいいなあ。黒ごま入りは初めていただきました...
2022.06.01 02:006月~8月 期間限定レッスンのご案内です本日より、2022年6月〜8月 期間限定レッスンの受付を開始します。今日から始まる夏の期間限定レッスンは「夏をたのしむお茶時間 冷茶を極める、夏!」と「日本茶でオリジナルブレンドティーをつくろう 夏をたのしむブレンドティー編」の2種類!ご興味のある方はぜひお申し込みください😌こちらのレッスンはオンデマンドレッスンのみの受付となりますが同じ内容で対面レッスンご希望の方はshoutoujapanesetea@gmail.com までお気軽にご連絡ください。