2022.08.29 02:00静岡県 川根 在来 と 善祥庵 黒豆 最中〈こしあん〉今日の一煎は、川根の在来。つちや農園さまの在来「壊香茶」です。淡い色合いですが風味は力強く、温かみのあるほっこりとした香りが魅力的なお茶です。お菓子は大阪 善祥庵「黒豆 最中〈こしあん〉」。別々にパックされた餡と最中皮を、いただく直前に合わせます。最中皮は豆の鞘のかたち。柔らかく炊いた黒豆となめらかなこし餡が合います😋季節は少しづつ秋へ。9月1日は【期間限定レッスン】の公開&受付開始日です。皆さまに楽しんでいただけるように頑張りましたので、ご興味のある方はぜひご覧ください!
2022.08.22 02:00川根 在来 と 季のせ 80000大福今日の一煎は、静岡県 川根の在来。「在来」とは、その土地にしっかりと根を張りながら成長したタネから育つお茶のこと。やぶきたなどに代表される品種茶のように、均整のとれたはっきりとしたキャラクターがあるわけではないけれどその土地の力や記憶をじっくりと蓄えた昔ながらの力強い味わいが魅力で、「お茶は在来でなければ!」という熱烈なファンもいるほどです。つちや農園さんの在来は、なんと樹齢300年!「壊香茶」と名付けられた通りの、力強く香り高い、昔ながらの面影を備えた味わい。お菓子は福岡県 季のせ(ときのせ)の「80000大福」。「80000‥?」って思いますよね😆?これは「季のせ」のお店がある、福岡県 宇美八幡宮にあやかって名付けられたとのこと。「はちまん」→「...
2022.08.18 02:00【茶衆・聚】さま・「夏至の香」茶会の動画をご紹介します去る6月18日、世田谷区霞月坊で行われた「夏至の香」茶会の様子を収めた動画が、主催の【茶衆・聚】さまのホームページで公開されました。私もお茶席のひとつを担当させていただいた「夏至の香」茶会。それぞれの茶主人の方たちの所作やしつらえ、お茶を淹れる音さえ洗練されていて、とてもスタイリッシュ!憧れます‥🥰(一方、私個人はというと、も〜、セルフツッコミの嵐😭😭!!でありましたが‥)柔らかい照明と外の光が差し込むほの暗い室内で、心地よい音楽に浸り、中華風のインテリアに囲まれながら艶やかな中国・台湾のお茶に浸る‥そんな至福のひとときを昨日のことのように思い出しました。動画はこちらから💁♀️↓
2022.08.15 02:00川根 煎茶 季のせ 檸檬今日の一煎は、川根の煎茶。すっきりとしたボタニカルな香りが魅力的です。お菓子はそんな川根の煎茶にぴったりの、福岡 季のせ(ときのせ)「檸檬」。そこかしこに嬉しいサプライズが隠されている、季のせ のお菓子たち。この「檸檬」ももちろん例外ではありません。練り切りかと思いきや、薯蕷饅頭に羊羹を衣掛けしたもの。羊羹のツヤがとても美しく、切り口はまるで本物のレモンのようです🍋レモンの酸味が餡にくっきりとした輪郭を与えていて、とてもフレッシュ。やはり柑橘系のお菓子には、川根のようなすっきり繊細なお茶がよく合うと思います😋
2022.08.11 02:00冷茶 摩利支 と 長久堂 花詩今日の一煎は、静岡県 本山茶のふるさと内牧 森内茶農園の「摩利支」。一時は作り手が途絶えてしまっていたこのお茶を復活させようと、森内茶農園さんをはじめ複数の生産者さんが、現在、栽培に取り組んでいるとのこと。たちのぼる甘い花のような香りは、控えめでありながら一本芯が通るような力強さがありまろやかな味わいとのバランスがなんだかとても個性的に感じます😋お菓子は京都 長久堂の「花詩(はなことば)」。淡いパステルの色合いが可愛らしい花の形の琥珀糖。表面のシャリシャリとした砂糖はとても薄くて、繊細な口当たりをたのしめます。
2022.08.08 02:00川根 煎茶 冷茶 と 季のせ 夏空今日の一煎は、川根の煎茶。つちや農園さんの「天空の風」を冷茶でいただきます。繊細でさわやかなつちやさんのお茶、身体にきゅーっと染み渡ります!今日は、濃いめに淹れたお茶を氷の上に注いで冷やす「急冷茶」で。お茶の香りがふわりとたちのぼる、すっきりとした味わいのお茶ができます。お菓子は、福岡県「季のせ(ときのせ)」の「夏空」。夏らしい綺麗なきんとんですが、実はそれだけではありません。なんと、雲が浮かんだ空色のきんとんはミント、中の餡は麦茶風味、とのこと。和菓子でミントと麦茶?とびっくりしましたが、シソ(ミントはシソ科)や大麦を使った和菓子も古くからありますし、考えてみればそれほど奇抜なものでもないのかも?ミントの風味は思いのほか控えめ。どことなくコーヒーを思...
2022.08.04 02:00川根 在来 と 三木都 松風 黒豆今日の一煎は、静岡県川根の在来。つちや農園さんの「壊香茶」です。私にとって「川根茶」のイメージは、繊細かつシャープ。ハーブを思わせるような青々とした爽やかな味わいが魅力的なお茶が多い、という印象です。しかしながらこの「壊香茶」と名付けられた、つちや農園さんの在来はそのイメージとは少し違いました。樹齢100年の茶樹から摘み取られた茶葉を伝統的方法でお茶にした「壊香茶」。ほのかな香ばしさの奥に、どっしりと地に足のついた安定感。ああ、昔のお茶ってこんな感じだったんだ‥としみじみ感じ入るような、馥郁とした懐かしさが香る、そんなお茶でした。お菓子は、京都 三木都(みきと)の「松風 黒豆」。本願寺の兵糧に起源を持つだけあって、食べごたえのあるむっちりとした生地が特...
2022.08.01 02:00宮崎県 釜炒り茶 と 善祥庵 黒豆 ふくみ今日の一煎は、宮崎県五ヶ瀬・一心園の釜炒り茶「月の雫」。厳しい審査で知られるイギリスのグルメアワード「THE GRATE TASTE」受賞経験もあるいう国外においても評価の高いお茶です。数年前イギリスにいた頃、スーパーなどにいくと度々見かけた「THE GRATE TASTE」受賞のステッカー。在英歴の長い知人が「THE GRATE TASTE」を選ぶと間違いないよ!と教えてくれました。普段は子供が好むような定番の味付けのものを買うことが多かったので大人向けにちょっと捻りを効かせた美味しいものに挑戦したいなという時に買ったりしていました。なので「月の雫」にこのステッカーを見つけたとき、ぜひ飲んでみよう!と思ったのです。さて、中国から伝わってきたという逸...