2017.12.30 01:52六花亭 丸八製茶場「ほうじたて」 札幌に帰省して来ました。久しぶりの友人たちと楽しい時間を過ごし、実家でお寿司を食べ、偶然入ったワインバーでは親戚の女の子とバッタリ居合わせ(!)賑やかで幸せな里帰りでした。 札幌では幾つか訪れたかったお店があり、一つは老舗の日本茶専門店「玉翠園」、もう一つは円山にある「六花亭」でした。「六花亭」は帯広に本店がありますが札幌円山にも喫茶室を併設した大きな店舗がありいつも賑わっています。この日のお目当は丸八製茶場の「加賀棒茶 ほうじたて」。丸八製茶場のほうじ茶「献上加賀棒茶」は雑誌などでも紹介されてとても有名ですが、この「ほうじたて」はお手頃価格(500円くらい)なのにとても美味しいデイリーユースにぴったりのお茶なのです。私はこれが大...
2017.12.25 03:36お道具②湯瓶(ゆびん)今日は湯瓶、いわゆる湯沸かしポットのご紹介です。湯瓶ゆびん は私がお稽古に通っていた煎茶道二條流での呼び方で、他の流派ではボーフラ(保宇夫良)、湯灌(とうかん)などの呼び方があります。湯を沸かすための(主に)素焼きの道具で、火にかけて使います。 ボーフラという変わった名前は江戸時代に舶来ものを好んだ煎茶人がポルトガル語風に名付けたものだそうです。
2017.12.22 06:38笹屋伊織 どら焼 昨日伊勢丹のデパ地下で見つけて、そうだ今日は21日で弘法様のお命日なのだと思い出しました。 笹屋伊織のどら焼は、東寺の僧侶たちの副食として作られたそうで、お寺でも作れるよう銅鑼を熱したものを使って生地を焼いたということです。何だか凄いおおらかな話ですね^_^; どら焼と聞いて私たちがすぐ連想するどら焼とはかなり違います。平たく焼いた大きな生地で餡をくるくる巻いて竹の皮で包んであります。生地がしっとりモチモチしているので皮のまま切り分けます。
2017.12.21 04:38お道具 ① お茶を入れるのに必要なお道具は、極端に言うと「やかん(ポット)にお茶碗」だけで良いのではないかと思うのです。急須でさえ、お茶碗を代わりに使えば美味しく入れることができます。 とはいえそれではあまりに大ざっぱ過ぎるし、美しさに欠けるところがあるし、何より淹れにくい。 ということでお道具の紹介を簡単に。
2017.12.19 05:58ほうじ茶ラテを手鍋で作る ハーゲンダッツもコンビニも。何だか今年はほうじ茶ラテをお店で良く見かけます。 数年前、初めて見た時は訳が分からない意地を張ってしまって「絶対オーダーなどしてやるものか」などと思っていたものですが^_^;すっかりポピュラーになりましたね。 起きるのが辛くなるほど冷え込んで来ると恋しくなるのが手鍋を使ったほうじ茶ラテです。 小さな手鍋に普段の2〜2.5倍のほうじ茶をいれ、熱湯をひたひたに注ぎます。150mlのカップなら、だいたいティースプーン3杯のお茶葉にカップ半分くらいのお湯です。茶葉はたっぷり使わないと水っぽくなってしまいますので、思い切って計りましょう^_^また、お砂糖もしっかりめに効かさないと焦...
2017.12.17 10:10浅草寺 羽子板市 今日17日から19日まで、浅草の浅草寺で年の瀬恒例の羽子板市です。 私たち家族は下町の雰囲気が大好きで、下谷の鷲神社の酉の市を訪ねたのもつい先日です。 田原町で車を駐めて、かっぱ橋道具街をぶらぶら散歩しながら浅草に向かいます。 途中「どぜう 飯田屋」で昼食です。息子は初めてのどぜう鍋に最初は怖気づいてましたが、美味しいと食べてくれました。
2017.12.16 04:50クリスマスツリーオーナメント 気づけばもう年の瀬、来週末はもうクリスマスなんですね。 いままで何してたんだろう自分‥と茫然としています^_^;今年はリースも作らなかった‥泣 自宅のリビングにはもうツリーを飾ってあったので、ぎりぎりセーフと言いたいのですがやっぱりもうちょっとクリスマスの雰囲気を楽しみたかったかな。
2017.12.14 09:51「みんなのお茶」 ノンカフェインのお茶ですと、我が家ではルイボスティーとほうじ茶を飲むことが多いです。 ほうじ茶は石川県の丸八製茶場の「加賀棒茶」が本当に美味しく感じます。 北海道のお菓子屋さん六花亭でも手軽に手に入るので、今度年末に帰省したときにはまとめ買いするつもりです。六花亭のコクのあるお菓子と、香ばしくてさっぱりとしたほうじ茶がベストマッチなんです。 さて、今日のお茶は徳島県小川生薬の「みんなのお茶」です。
2017.12.12 07:00茶葉の保存方法 先日、イギリスの紅茶メーカーのパッケージのお話を少しだけしました。 日本では専門店だけでなくスーパーでもきちんとアルミ包装で真空パックされて売られているお茶が多く、さすが几帳面な国民性と感じます。 昔は200g単位で売っていた日本茶も、核家族化などの影響による消費量の減少に伴って100gで売られるようになって久しいですね。とはいえ最近では100gさえもなかなか飲みきるのは難しいかもしれません(一杯あたり3gと考えます)。出来れば量り売りで新鮮なうちに使い切るのがおすすめなのですが、茶葉を少しでも劣化させることなく美味しく保存できる方法を簡単にお伝えしたいと思います。 まずは、一週間から10日分くらいの茶葉をいつ...
2017.12.11 05:14茶器のお手入れ 今年は海外にいたこともありお茶道具を使うことも少なく、やはり一度はお手入れをして生き返らせてあげなければと、棚から全部のお茶道具を下ろしてお手入れをしています。 お道具の数はまだまだ少ないのですが、お煎茶の先生や先輩から譲り受けたもの、主人の実家で大事にしていたものなど並べると「あっこんなのもあったなあ」とか「これ好きだったなあ」などと思い出してなかなか片付かないのはよくある話ですね^_^; 茶渋がひどく気になるものは漂白剤につけ、鉄や錫のお道具は磨きます。 茶器に漂白剤を使うのは基本的にはご法度ですが、私の場合はどうしても気になるものは漂白液に浸すのを短時間で済ませ、その後流水に浸けて臭いを取り除きます。とは...
2017.12.09 23:52ローズコングー Rose Congou 普段、あまりフレーバーティーは飲まないタイプなのですが出西生姜(しゅっさいしょうが。島根県の一部でしか栽培できない品種)の国産紅茶や、自分で淹れる柚子の皮を刻んで加えた煎茶は冬になるとやけにいただきたくなりますし、イギリス紅茶ではアールグレイはもちろんの事、スモーキーフレーバーのロシアンキャラバンなどもお気に入りです。 なかでも今年はまったのは、ローズコングーRose Congou 。コングーとは中国語で「工夫」から転じた言葉で、昔イギリスに輸出された庶民的なブラックティー茶葉の総称です。その工夫茶に薔薇の花びらを加えたものが「ローズコングー」と言われ、イギリスでもよく親しまれているフレーバーの一つです。